第1回九州CTサマーセミナー開催報告
8月25日(土)13:00〜19:00および8月26日(日)8:30〜12:00の2日間にかけて、第1回九州CTサマーセミナが開催されました。
2日間の参加者は33名で、12演題の発表に対して熱いディスカッションが繰り広げられました。
また、特別講師としてフィリップスエレクトロニクスジャパン 小酒部 洋和 先生にご講演頂きました。私たちが日頃知っているようで実は知らないことや、CT領域の基礎知識についてとても解りやすく解説頂きました。御講演の後は、予定の時間を大幅に超過する45分間のディスカッションとなり、御講演に対する参加者の関心の深さが伺えました。
今回のようなディスカッションを主体としたセミナーの開催は初の試みでしたが、受動的な勉強会とは違った刺激や知識が得られたのではないかと考えております。参加された方々は、明日以降のモチベーションに繋げていただければと思います。
九州CTサマーセミナーは来年以降も継続して行く予定です。今後もよろしくお願いいたします。
第1回九州CTサマーセミナーにおいて発表された演題名および発表者は、以下の方々です。ご協力ありがとうございました。(敬称略)
「逐次近似応用再構成法におけるMTF測定の基礎的検討」
大分大学医学部附属病院 中島 裕介
「逐次近似応用再構成法が画像ノイズに及ぼす視覚的影響について」
大分大学医学部附属病院 岩田 直浩
「線量低減技術と医療情報」
熊本大学医学部附属病院 栃原 秀一
「金属アーチファクト低減再構成ソフトにおける基礎的検討」
熊本中央病院 放射線科 本田 恵一
「高度石灰化病変に対する小焦点を用いた高分解能CTAの検討」
北九州市立八幡病院 満園 裕樹
「当院の小児頭部CT検査の現状調査」
熊本地域医療センター 山下 裕輔
「320列ADCTを用いた脳血管4D撮影における逐次近似応用再構成(AIDR 3D)の有用性」
済生会熊本病院 中央放射線部 奥村 秀一郎
「逐次近似応用再構成がスライス面内のサイズ計測値に及ぼす影響」
JR九州病院 塩谷 正貴
「位置決め撮影画像を用いた頭部CT検査における撮影線量の適正化」
産業医科大学病院 北岡 亮太
「頭部ヘリカルCTにおけるCT-AECの特性を考慮した撮影条件の適正化」
産業医科大学病院 大石 芳貴
「造影剤自動注入器の管理法についての提案」
産業医科大学病院 鈴木 和弘
「被写体変化による低コントラスト分解能の描出について」
北九州総合病院 早野 瑞穂
特別講演
「低電圧、逐次近似の基礎知識」
フィリップスエレクトロニクスジャパン CT IQスペシャリスト
小酒部 洋和 先生