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九州地区CT検査担当 各位
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JSRT学術調査班から、小児CT検査の実態調査のアンケートについて九州への協力依頼がありました。
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この画面からの入力も可能となっておりますので、お忙しいところ申し訳ありませんが、是非ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
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以下、アンケート本文です。
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小児CT検査により患児が受ける線量のアンケート調査について
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(お願い)
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- この度の東日本大震災により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧および復興を、心よりお祈り申し上げます。
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- 福島原発の事故を受け、国民の間に放射線被ばくに対する強い不安が拡がっております。一部マスメディアの原発事故による被ばくと医療被ばくを同一視するような報道の影響を受け、医療現場でも放射線被ばくに関する相談、質問が増加するだけでなく、一部には被ばくを気にするあまり必要な放射線診療を拒否する患者が出てきているという話も聞こえております。特にお子さんをお持ちのご両親は、子供さんの医療被ばくに対して強い不安を感じています。また放射線診療に携わる私たちには、小児の医療被ばくに対する正確な情報を国民に提供し説明する役割を担っています。そのためには国際的に相互比較・評価が可能な最新データを、常に持ち合わせていることが大変重要であると言えます。
- 国際放射線防護委員会(ICRP)では、医療における患者の放射線被ばくは意図的であり、放射線被ばくによる直接的な便益と損害は同じ個人である患者が受け、患者への照射は診療上必要不可避として判断されるため、患者に対する線量拘束値は適用されていません。しかし患者の被ばく線量をある程度管理することは必要であるという考えから、Publication 73 (ICRP, 1996a)にて診断参考レベル(DRL)を適用することを勧告しております。
- しかし残念なことに我が国には放射線診断におけるDRLは未だ設定されておらず、特に放射線影響を受けやすいとされる小児患者の被ばく線量の実態が調査されたことはありません。
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そこで本研究班では放射線診療の中でも被ばく線量が多いと言われているX線CT検査を対象に実態調査並びにファントム実験等を実施する事といたしました。
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つきましては、本調査の趣旨にご理解・ご賛同をいただき、同封致しました別紙アンケート調査1、2への記入をお願い致します。多くの皆様のご協力をお願い申し上げます。
- なお、本調査は、
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公益社団法人日本放射線技術学会 平成24年度学術調査研究班
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『我が国の小児CTで患児がうける線量の調査研究』(研究責任者:竹井 泰孝)
- の助成を受けて実施しております。
- アンケートは、記載可能な箇所だけで結構です。ご回答いただきました内容につきましては、線量の算出および解析以外には使用せず適正に管理致します。
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アンケート期間:平成24年8月31日(金) 当日消印有効
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- ご不明な点等がありましたら下記までご連絡ください。なお、お急ぎでなければe-mailでのご照会を優先頂けますと幸いです。
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浜松医科大学医学部附属病院 放射線部
- 竹井 泰孝 TEL 053-435-2733(ダイヤルイン)
- e-mail: ytakei@hama-med.ac.jp
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アンケート記載上のお願い
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- アンケート調査1
- ・病院種別は、国は独立行政法人国立病院機構、国立大学法人、独立行政法人労働者健康福祉機構など、公的医療機関は都道府県市町村、日赤、済生会、北海道社会事業協会、厚生連など、
- 社会保険関係団体は全国社会保険協会連合会、厚生年金事業振興団、共済組合及びその連合会など、
- 厚生労働省の病院開設者による分類でお願い致します。
- ・件数は、1年間の平均的な件数をご記入ください。
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- アンケート調査2(X線CT)
- ・撮影条件は、特殊検査や精査ではなく、ルーチン検査の場合についてご記入下さい。
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・AEC撮影を行っている場合は、標準体型(例:胸部の場合、胸厚14cm程度)の患者を撮影した時の平均管電流値をご記入下さい。
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・SD欄には、SD・ノイズインデックス・変調強度因子またはそれらに相当するものをご記入下さい。
記入が困難な場合は、空欄で結構です。
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・CTDIvol欄には、標準体型(例:胸部の場合、胸厚14cm程度)の患者を撮影した時、装置に表示されたCTDIvolまたはCTDIwをご記入下さい。記入が困難な場合は、空欄で結構です。
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今回のアンケートをインターネットからご入力頂くことも可能です。
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以下のURLにアクセス頂き、専用フォームからご記入をお願いいたします。
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アンケート1
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乳児用フォーム
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幼児用フォーム
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小児用フォーム
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